卒論レジュメ021125
小島 周一郎
「まちづくりにおける新交通システムの今後〜宇都宮を例に〜」
宇都宮市における交通渋滞対策について〜そのU〜
シャトルバス
〜宇都宮都心部駐車場から清原、芳賀、芳賀・高根沢工業団地へ
実施運営組織
宇都宮都市圏シャトルバス利用促進研究会
1998年実験
実験内容
期間:2月24日〜26日(3日間)
路線:都心部駐車場−清原工業団地と芳賀工業団地、芳賀・高根沢工業団地
運行時間:6:00〜8:45(5〜15分間隔)、16:45〜23:00(15〜30分間隔)
料金:無料
モニター:528名
実験結果
渋滞削減効果あり(道場宿交差点〜柳田交差点までの渋滞がつながる長さ30分)実験以前90分
所要時間は自家用車通勤より大
ルートにより所要時間大
1999年実験
実験内容
期間:11月29日〜12月3日(5日間)
路線:都心部駐車場−乗換場−清原工業団地と芳賀工業団地、芳賀・高根沢工業団地
運行時間:6:10〜8:45(10〜15分間隔)、17:00〜22:30(15〜30分間隔)
料金:無料
モニター:466名
実験結果
所要時間は自家用車通勤より大
端末交通(乗換の実施)により効率は1回目より大
→利用者アンケート(二回目は便利になった41.8%/変わらない29.1%/不便になった29.1%)
施策への理解は得た
アンケート内容(単位:%)
|
公共交通機関を利用したい |
サービス状況により利用したい |
利用しない |
分からない |
その他、無回答 |
第一回調査 |
13.3 |
55.5 |
14.8 |
7.4 |
9.1 |
第二回調査 |
19.5 |
62.1 |
9.0 |
7.9 |
1.5 |
→シャトルバス実験の理解、利用意識は実験を行うことで向上している
実験の課題
・所要時間・利便性が自家用車通勤よりは劣る
・短距離通勤者の利用意思が低い
・利用者はシャトルバスへの転換の必要性は理解するが利用サービス内容(所要時間短縮、定時性、予約システムの整備等)による
・中にはシャトルバスに転換しない人の方が得であると考える人もいる
→本格導入への検討段階
参考文献
・宇都宮市役所企画部交通対策課参考資料
・「交通問題の解決を目指して 宇都宮東部地域渋滞解決のために」宇都宮都市圏シャトルバス利用促進研究会
卒論の流れ
はじめに 都市交通問題への興味
第一章 新交通システム、LRTとは
第二章 LRT(LRV)導入先進都市事例
第三章 宇都宮市における新交通システム
第四章 宇都宮での新交通システム導入へ求められる課題と提案
→提案
1、既存の公共交通システム・渋滞対策を導入しつつ対応
2、コストの安い基幹バスの導入
3、LRT導入へ
おわりに 新交通システムとまちづくり
あとがき
参考文献・URL、資料